ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編+猫騙し編其の一 考察
引用:TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」公式サイト | TVアニメ好評放送中!
ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編+猫騙し編其の一
出遅れました。
正解率1%と承知の上で妄想を垂れ流させてください。
※アニメ「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」を視聴済みです。
視聴済みの方向けの記事です。ネタバレご注意ください。
▼考察アップデート版があります。
■祟騙し編+猫騙し編其の一(9〜14話)概要
おおまかな流れ
ベースは皆殺し編でした。沙都子の叔父の鉄平が雛見沢村に帰ってきたことで沙都子が虐待を受けるようになり、圭一ら部活メンバーは大勢を巻き込み沙都子の救出を目指します。
大勢の人を動かすことで役所を説得することに成功し、無事に綿流しの祭りを迎えました。
しかし、北条家で圭一が鉄平の襲撃に遭い惨劇が発生。
その後、祭り会場でも大石による大惨劇が起こります。
綿騙し編の結末
- 圭一:生存(北条家/ 頭を打って卒倒)
- 梨花:死亡(境内 / 大石が撲殺)
- 魅音:死亡(境内 / 大石が銃殺)
- 詩音:死亡(境内 / 大石が銃殺)
- 沙都子:死亡(境内 / 大石が銃殺?)
- レナ:生存
- その他:生存(雛見沢大災害は発生しなかった)
■祟騙し編+猫騙し編其の一(9〜14話)考察
今回の雛見沢症候群を発症したのは大石
血のついたボコボコの金属バットを持って祭り会場に乗り込んできます。
祟騙しラストのレナの証言が本当だったことが分かりました。
(1)凶器のバットから予想されるタイムライン
大石の持って来た金属バットは北条家で圭一が振り回したものと同じもののようです。
ボコボコになっていたことから、圭一が暴れたことは幻覚ではなく真実だと考えられるでしょう。
鉄平が金属バットで圭一を殴打→圭一が返り討ちにする→沙都子が逃げ出す→???→大石が北条家から金属バットを受け持ち出す
ということでしょうか。
大石は何しに北条家に行ったのでしょうか。
(2)これまでの発言の意味は?
- まるで圭一が間違った行動をしていて、あえて指摘せず花を持たせているという発言。
- 役所に対して北条家の現状を見てもらったほうがいいという発言。
- 連続怪死事件の元凶が梨花であるという発言。
大石だけが知っている情報が多そうです。
(3)大石だけが知っている情報?
考えられるとしたらふたつあります。
- 北条家で虐待は起こっていない
- 2年目のオヤシロ様の祟り(北条家両親の死)の犯人は沙都子
沙都子の謎の行動
一方、大石が乗り込んできた会場に返り血を浴びたままやってくる沙都子。
おかしなところはふたつあります。
(1)なぜその格好で戻ってきたのか
祭りの会場で血みどろのままやってきたら大騒ぎになってしまいます。
素知らぬ顔で皆と合流する、というつもりはなかったようです。
(2)返り血が13話と違う
13話では圭一が殴打した鉄平の返り血を顔面全体に浴びるシーンがありましたが、14話ではその血痕がありませんでした。
惨劇の妙なエフェクトを考えると、鉄平は圭一に殴られなかったのではないでしょうか?
圭一を襲ったのが鉄平ではない場合、残るは沙都子しかいません。
(4)沙都子は祟殺し編の記憶を持っている?
沙都子が圭一を襲う動機があるとしたら、祟殺し編のエピソードです。
祟殺し編の沙都子にとって、圭一は自分がみんなを死なせたと意味不明なことを喚き、あげく梨花を斧で殺害するような危険な存在です。
フラッシュバックやループなど、なんらかの理由で記憶があった場合、皆殺し編も祟殺し編も鉄平が戻ってくるところまでは共通のため、このままでは圭一が凶行に走ると考えたのかもしれません。
このまま進むと圭一が梨花を殺してしまう。圭一は異常者である。
頭を撫でられてパニックを起こしたのは、鉄平を思い出したからではなく圭一そのものに対する反応だったのかもしれません。
■現時点での予想(まとめ)
(1)沙都子は圭一を警戒していた
沙都子は何らかの理由で祟殺し編の記憶を持っていました。
このまま行くと、圭一は境内で梨花を殺してしまいます。
自分が死んだ時の記憶がない沙都子は、圭一がすべての元凶だと考えました。
沙都子にとっての成功は、鉄平と圭一が消えることです。
ふたりが相打ちになって死んでくれれば、沙都子の悩みは全て解決します。
(2)沙都子の行動
まず沙都子は鉄平を始末します。
鉄平の頓服薬から雛見沢症候群に罹っていることを見抜き、入江機関経由で鉄平を沈静化し、続けて大石と裏で連携し虐待は圭一の妄言であると証言します。
虐待が起こっていないことを見せて児童相談所をうまくかわした後、沙都子は鉄平を居間で殺害しました。
続けて圭一を始末します。
綿流しの晩に圭一を誘い出し、鉄平の死体のある居間で闇討ちを図りました。
しかし圭一は混乱し、金属バットを振り回して暴れだします。
動揺しつつも、沙都子は計画通りふたりを倒すことに成功しました。
ところが、そこへ大石が現れます。
救助によって圭一に息があることが発覚し、作戦の失敗を知った沙都子は、大石に梨花の保護を求めました。
ところがもうすでに大石は発症していたのです。
バットを持って姿を消した大石を追って境内に向かうと、そこでは大石が凶行に及んでいました。梨花は死亡。沙都子も死亡します。
(2)大石が発症に至るまで
大石は沙都子に虐待の事実がないという情報を仕入れていました。
同時に、沙都子の行動の不審さにも注目し、水面下で調査を開始します。
この時点で大石は2年目のオヤシロ様の祟りの犯人が沙都子の可能性があると読んでいたからです。
綿流しの晩、沙都子から連絡が入ります。
沙都子に呼ばれて北条家に向かうと、そこではオヤシロ様の祟りが発生していました。
しかし今回はどう考えても沙都子が関わっていることに間違いはありません。
この一連の流れの中で、大石は推理していました。
- 2年目のオヤシロ様の祟りの犯人は沙都子の可能性が高いこと。
- 今回の一件で沙都子が明らかに圭一を泳がせていたこと。
- 沙都子の手引きで圭一と鉄平がオヤシロ様の祟りを起こしたこと。
- 沙都子が梨花のために動いていたこと。
2年目と今回が繋がってしまったことによって、古手梨花が沙都子を動かし、オヤシロ様の祟りを仕立てあげていたという可能性が浮上しました。
もちろん子供だけでやったはずがありません、村人もグルなのでしょう。
きっとこれまでの事件もすべてそうに違いない。
大石は重症化してしまいました。
■残る疑問
大石の発症には謎が多く、また、梨花の死後も終末作戦が動いていないという謎があります。
もしかしたら大石はハナから沙都子を疑っており、治療を受けている入江機関のことも嗅ぎ回ってしまったのかもしれません。
北条家か祭り会場に行く前に、鷹野と富竹、大石の間に何かが起こっており、鷹野は終末作戦を実行できない状況になり、大石は強制発症させられた可能性も考えられます。女王感染者や終末作戦のことを知った場合も梨花を狙う要因になり得るでしょう。
次へ続きます。